琵琶湖のゆらめきとロマンをガラスの中に・・・
細かな気泡と淡くやわらかい緑色のガラス製品は、琵琶湖の水草由来の「琵琶湖彩(びわこいろ)」シリーズです。滋賀らしい新しい色を生み出したい・・・その想いが琵琶湖彩の開発へと繋がっていきます。
同市で有機廃棄物処理やリサイクルなどに取り組む企業との出会いにより、琵琶湖の水草を高速粉末加工、灰にしてガラスに融け込ませることで発色に成功。淡く透明感のある緑色は、水草の葉緑体の色ではなく、水草に含まれる鉄分です。水草は天然のものであるが故に、色の安定、調合には大変苦労されたそうです。
「古代から繋がる琵琶湖には多生命がゆらめき暮らしています。その琵琶湖に思いを馳せ、やさしい色彩にロマンを感じていただけたら嬉しいです」と神永朱美さん。現在は水草から青い色を引き出せる研究を重ねておられ、神永さんのチャレンジはまだまだ続きます。「あの琵琶湖の水草から、こんなにきれいなガラスができるの?とても素敵です」と大好評の琵琶湖彩シリーズには、花器、水盤、グラスやアクセサリーなどがあります。
黒壁二號館 黒壁ガラススタジオや琵琶湖博物館のミュージアムショップと併せ、神永さんの展覧会場で購入できます。展覧会情報は、ホームページにてご確認を。