信楽焼の新たな可能性を秘めたアクセサリー
「ブルーミケランジェロ」
ミケランジェロが好んで使ったという岩絵具と信楽焼を融合し誕生した陶アクセサリー「ブルーミケランジェロ」。繊細なカットを施した大粒の陶玉がキラキラとコバルトブルーに輝き、まるで青い宝石のよう。これまでの陶アクセサリーとは一線を画すエレガントさで、大人の女性を輝かせてくれます。
制作したのは信楽焼の陶人形作家・葛原準子さん。「信楽焼のイメージを変えたい」「フォーマルな場でつけられる陶アクセサリーがほしい」そんな想いから、葛原さんの挑戦が始まりました。
身に着けるアクセサリーにとって、軽量であることは重要課題。だからといって、陶玉を空洞にすれば割れやすくなってしまう。そこで土の専門家らと試行錯誤を重ねながら、水に浮くほど軽量で、釉薬が美しく発色する土を開発。およそ5年がかりで、オリジナルのアクセサリーブランド「Juno」を立ち上げました。
2018年秋、デザインの勉強のために訪れていたイタリアで立ち寄った老舗画材店で、1200℃の焼成温度にも耐えられるルネサンス時代の岩絵具を紹介されます。この岩絵具を持ち帰り、釉薬に混ぜて焼きあげたところ、ミケランジェロの名画「最後の審判」で描かれた青空のような、見事なコバルトブルーが発色!翌年、フィレンツェで開かれた職人の見本市に出店すると、魅惑の青い信楽焼アクセサリーが海外でも高く評価されました。
日本のメディアでも取り上げられ、ますます注目を集める「ブルーミケランジェロ」。ルネサンス時代の岩絵具との出会いから生まれた、まったく新しい信楽焼です。